- 「チャンピオンのタグの種類が知りたい」
- 「チャンピオンの年代の見分け方が知りたい」
こんな方へ向けて書いています。
年代の見分け方を知らないと、適正価格ではないものを買って失敗してしまう可能性があります。
もしヴィンテージや古着のチャンピオンを買おうと思っているなら、知っておくべき内容です。
今回は【Tシャツ・スウェット】に絞り、参考書籍とこれまでの経験を踏まえて解説していきます。
この記事を読めば、タグで年代を見分けられるようになり、ヴィンテージや古着をもっと楽しめるようになりますよ。
※リバースウィーブは違うタグが付くので、以下の記事へどうぞ。
» 【チャンピオン】リバースウィーブのタグで年代を見分ける方法
参考書籍
- 1936年〜1937年「プリティランタグ最初期」
- 1938年〜1940年「プリティランタグ初期」
- 1940年〜1947年「プリティランタグ中期」
- 1947年〜1950年「プリティランタグ後期」
- 1951年〜1961年「小文字ランタグ」
- 1961年〜1963年「大文字ランタグ前期」
- 1963年〜1965年「大文字ランタグ後期」
- 1965年〜1967年「C中ランタグ」
- 1967年〜1971年「プロダクツタグ」
- 1971年「バータグ初期」
- 1971年〜1973年「バータグ中期」
- 1973年〜1982年「バータグ後期」
- 1982年〜1985年「トリコタグ前期」
- 1985年〜1988年「トリコタグ後期」
- 1983年〜1985年頃「青刺繍タグ前期」
- 1986年〜1990年代初頭「青刺繍タグ中期」
- 1990年代「青刺繍タグ後期」
- まとめ
1936年〜1937年「プリティランタグ最初期」
「デカランタグ」とも呼ばれます。
オレンジと黒のカラーで、下部に「洗濯時の注意書き」があるのが特徴です。
1938年〜1940年「プリティランタグ初期」
注意書きの下にラインが追加されます。
1940年〜1947年「プリティランタグ中期」
注意書きの代わりに、NAMEとADRESSの記入欄が入ります。
1947年〜1950年「プリティランタグ後期」
中期→後期の変更点は次のとおり。
- ランナー部分が白抜きに
- 配色が変更
- ロゴフォントが変更
- ADRESSが削除され、NAMEのみに
1951年〜1961年「小文字ランタグ」
ランナー下のラインが削除されます。
Championのロゴが小文字になることから、「小文字ランタグ」と呼ばれています。
1961年〜1963年「大文字ランタグ前期」
CHAMPIONのロゴが大文字に変更されます。
1963年〜1965年「大文字ランタグ後期」
デザインの配置が変更されます。
1965年〜1967年「C中ランタグ」
ランナーがCの中に入ることから、「C中(シーナカ)ランタグ」と呼ばれています。
また、RNナンバーと洗濯表示が記載されるようになります。
RNナンバーとは?
1959年から交付されたので、タグにRNナンバーが入っていればザックリ1960年代以降であると判別できます。
1967年〜1971年「プロダクツタグ」
1967年、チャンピオン社は「CHAMPION KNITWEAR CO., INC.」から「CHAMPION PRODUCTS INC.」に社名を変更します。
タグの表記も「PRODUCTS INC.」へ改められたことから、プロダクツタグと呼ばれています。
1971年「バータグ初期」
チャンピオンのロゴが青いバーの中に描かれることから「バータグ」と呼ばれています。
初期のものは、
- ロゴ
- サイズ表記
の2つのみ。
ウラ面には「社名・RNナンバー・生産国」が記載されます。
ちなみに、この馴染みのある「Cマーク」は1969年にデザインされました。
1971年〜1973年「バータグ中期」
バータグは中期になると素材表記が追加されます。
- ロゴ
- サイズ表記
- 素材表記
表記は以上の3つになります。
1973年〜1982年「バータグ後期」
バータグは後期になると、「FOR CARE SEE REVERSE」の文字が追加されます。
ウラ面には、洗濯表示が追加されます。
- ロゴ
- サイズ表記
- 素材表記
- 「FOR CARE SEE REVERSE」表記
表記は以上の4つになります。
バータグ後期の復刻アイテム
1982年〜1985年「トリコタグ前期」
青・白・赤のトリコロールカラーで構成されることから「トリコタグ」と呼ばれます。
「MADE IN U.S.A. – RN 26094」がウラ面に書かれているものが「トリコタグ前期」です。
トリコタグ前期の復刻アイテム
1985年〜1988年「トリコタグ後期」
トリコタグ後期では、「MADE IN U.S.A. – RN 26094」の表記がオモテ面へ移動します。
ウラ面は洗濯表示のみとなります。
1983年〜1985年頃「青刺繍タグ前期」
青いカラーの刺繍でデザインされた、一気に今っぽいタグに変わります。
このタグは生産期間が短いため、ジワジワと希少価値が上がっているようです。
この頃(1984年)から、Tシャツやスウェットの左袖に「Cマーク」が付くようになります。
※Cマークが付いているものは通称「目付き」と呼ばれ、付かないものは「目無し」と呼ばれます。
1986年〜1990年代初頭「青刺繍タグ中期」
中期より、オモテ面に「CARE ON REVERSE」の文字が追加されます。
1990年代「青刺繍タグ後期」
ロゴ部分の背景色が変わり、文字の数が増えます。
この頃になると、アメリカ製ではないものも存在します。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、チャンピオンのタグで年代を見分ける方法を解説しました。
アメカジの定番であるチャンピオンを着て、ファッションを楽しみましょう。
※リバースウィーブは違うタグが付くので、以下の記事へどうぞ。
» 【チャンピオン】リバースウィーブのタグで年代を見分ける方法
この記事の参考書籍